夏になると大人でも食欲低下するものですが、子供はさらに暑さに弱いので注意しなければなりません。
でも、夏バテ防止のためには「しっかり食べることが基本」とよく言われるけど、食欲ないのに無理やり食べさせるべきでしょうか?
わが家の息子は食が細いので夏バテしやすく、毎年夏になると苦労をしました。その時の体験談と合わせて、食欲がない子供への食べさせ方と夏バテ防止対策をまとめました。
まずは子供の夏バテ症状をチェック!
もしかするとすでに夏バテをしている可能性もあります。こんな症状があれば無理せずに休ませてください。
- 元気がない
- 食欲がない
- 機嫌が悪い
- 吐き気や嘔吐
- 頭痛
- 腹痛や下痢
- 発熱
- めまい
何となく元気がないだけでも熱中症の疑いを持ってみた方がいいと思います。寝ている間にも熱中症にもなることから、もし昨晩は暑かったと感じるようなら注意深く観察してください。
睡眠不足というだけでも体調不良になってしまいます。
小さなお子さまの場合は自分の体調を訴えることができないので、なんだか今日は機嫌悪いなぁと思ったら、お家でようすを見た方がよさそうです。
もし重い症状が見られたら、すみやかに病院へ連れて行ってください。
食欲がない、食が細い子供への食べさせ方
夏バテ防止のためにはしっかり食べさせなければ…私もこればかりにこだわり、子供に無理やり食べさせたりしていました。
子供はパン1枚を食べるのがやっとという感じなのに、無理やりソーセージや卵焼きなんかを食べさせていたんです。食べないとダメだと思い込んでいました。
でもこれでは逆効果で、その後吐き気を訴えることが何度かありました。
子供が好きな食べ物を食べさせる
バランスのよい食事よりも、子供が好きな食べ物を優先的に食べさせることにしました。
うちの子の場合は夏になるとほぼ毎朝グラノーラやコーンフレークを食べています。たったそれだけ?と思うくらいしか食べられない日もあるんです。
でも、それ以上無理やり食べさせるとどうしても吐き気をもよおすので、本人の希望を1番にしています。
消化のいいバナナをグラノーラに加えて食べることに慣れてきた時、日中バテることが減ってきた感じです。
どうしても食べたくないという日はゼリー飲料だけの日もありました。
まずは朝ごはんをしっかり食べる習慣をつけて、少しずつ量を増やしたほうがいいですね。
夏バテ防止のための3つの対策
夏バテ防止のために最低限気をつけたい3つの対策がこれ。
- しっかりと睡眠できる環境で眠る
- 適度に汗をかく
- 冷たいものばかりとらない
注意しなくてはならないのが睡眠時の熱中症。
なんと熱中症による死亡の4割が睡眠時の暑さが原因なんだそう。寝ている間はエアコンを点けないという人もいますが、しっかりと眠ることが夏バテ防止のための鉄則ですね。
お腹がはだけてしまう子供は、上下離れないパジャマを着たり工夫をするとお腹が冷えにくくなります。腹巻つきズボンのパジャマがおすすめ。
また、日ごろから適度に汗をかくこともポイントです。汗を出さないように過ごしていると、急な温度上昇に体がついて行かなくなります。
ゆっくりとぬるめのお風呂に入るのも有効だと聞きました。
そして、冷たいものばかり摂らないのも大切。
どうしても冷たい麦茶ばかり飲んでしまいますが、麦茶は体を冷やす効果があるのでお腹が弱い子は下痢をしやすくなります。(うちの子がそうでした)
食欲不振が続く場合はエビオス錠を試してみては。うちの子も時々飲んでいますが、暑い日も乗り越えられています。大人の私も食欲低下なし!(だから痩せない)

まとめ
食が細い子を持つと本当に心配になるんです。夏バテしちゃうから…って無理やり食べさせたくなりますよね。
食べることで元気になればいいけど、うちの子のように逆効果になるという人は本人の希望に沿ってみてください。
食べることに慣れてくると、少しずつ量も増えていくのでどうぞ安心してください。
小さなうちは朝昼晩以外にも、おやつではなくパンおにぎりを与えてもいいと思います。暑い夏を頑張って乗り切りましょうね。